よちをと清原

シフト勤務ではたらく看護師にとって夜勤は必須ですが、夜勤のしごとでどうしても体が慣れずに体調不良になる場合、日勤のみという条件で転職するのもミスではありないのです。でも、注意点ですが、今までの夜勤手当といった割増賃金が入らなくなるので、夜勤ではたらく看護師とくらべて給料が少なくなってしまう事が多いようです。今後の人生設計や体調を考えて、年収が下がっても、今の職場を離れるかどうかを考えてみましょう。

大方の場合、キツイと考えられがちな看護師のしごと。勤務するのが、労働基準法で言われている「8時間」でおさまることは個人医院やクリニックのような夜勤のない職場に限った事でしょう。



具体例として、二交代制の病院勤務について言うと、途中で休憩をとることはとるのですが、実際には16時間はたらくことになってしまうといった場合もあります。こういった長時間労働の現実も世間的に、看護師としてはたらくことが大変と思われがちな一つの根拠となっているようです。
いま日本においては、EPA(経済連携協定)に基づく形で、インドネシアやフィリピン、ベトナム出身の「外国人看護師候補生」というもののうけ入れを推進しています。



とは言え、日本語で作製された看護師の国家試験を受験し、3年間のうちに合格し、晴れて看護師、とならなかった場合には帰国する必要があります。
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はたらきつつ、日本語の習得に励み、なおかつ、同時に、国家試験のための勉強を行う必要があり、大変シビアであるようです。
多くの看護師は病院で働いていますが、病院といっても比較的大きな総合病院から地域の町医者まで様々にあります。病院に限らず、保育園や介護施設といった場所も看護師の勤務先です。給料は勤めている会社によってちがうものですが、その点は看護師にも同じことが言えます。


地域の診療所と総合病院とでは、やはり年収にも差が出てきます。これらの事を考慮すると、平均的な看護師の年収がこれだけの額になる、と明瞭に言えるものでは無いのです。病気になって気落ちしていると優しい言葉をかけてくれる看護師は、まさに「白衣の天使」のように見える事もあるでしょう。



でも、実際の勤務状況は過酷で辛いものも多く、たくさんのおぼえなけばいけない事や確認作業など、命にか変るしごとをいくつもこなす必要があるため、相当の緊張とストレスがかかっている事もあるのです。そのため、うつ病を患う看護師も今では珍しくありないのです。

責任感が強く、真面目でがんばりすぎる方やストレス発散が上手くないという方は、自分の心が疲れていないか気を付けるようにしましょう。看護師の職業は、白衣の天使と呼ばれている通り、往々にして、印象良くとらえているという人が多いでしょう。

ただ、実際の看護師のはたらき方を見てみると、もちろん待遇はそれなりですが、その分、夜勤で働いたり、長時間の残業を強いられたりしている看護師も少なくないのです。
プラス面だけに着目せずに、看護師が実際どのようなはたらきをしているのかを知って欲しいと思います。病院で看護師としてはたらく場合、勤務する時間が不規則な上に過酷な労働環境だということも相まって、まったくちがうしごとに移る方も少なからず存在するそうですが、「看護師資格を持っています」という事実は、意外に色々な職種において有利な方向にはたらくことが多いでしょう。考えられるのは病人への対応や体の仕組みに関する知識があり、人の体を扱うことにも慣れているので、もしも未経験でも、保育に関係するしごとやリラクゼーションサロンのようなところへの就職は容易に可能でしょう。皆様は看護師の帽子を見たことがあるでしょうか?あれは、看護師を志す学徒立ちが、病院の実習に臨む前の式でかぶせられると聞いたことがあります。

よく料理人が帽子を被っていますが、それ以上に意味を持つものといえるかもしれないのです。



けれども、近頃では看護師のユニフォームも変わりつつあり、この帽子が特別ではなくなってしまう時が来るのも間もなくかもしれないのです。ただ髪の毛が落ちなければいいと、特別な情感もないものになるとしたら悲しい気もしますが、それも世の中のトレンドとしてうけ入れていくしかないのでしょう。